去年10月から12月期のGDP=国内総生産の改定値は、物価変動を除く実質で前期比2.8%のプラスとなりました。この成長ペースが1年続いたとした場合の年率換算では11.7%の増加です。財務省が発表した法人企業統計を反映していて、一次速報値より1.0ポイントの下方修正です。
内訳では、設備投資が速報値の前期比4.5%のプラスから4.3%のプラスに下方修正。政府の「GoToキャンペーン」が消費を押し上げたとみられる個人消費は、速報値の前期比2.2%のプラスから変わっていません。
一方、去年1年間の成長率はマイナス4.8%と速報値と同じ水準で、リーマンショックの影響を受けた2009年以来のマイナス成長となっています。